救命病棟24時



唐突ですが、ワタシあんまりTV見ないんですよ。
特にドラマなんか殆んど見てない中で、


救命病棟24時 第4シーズン


このドラマだけは唯一シリーズ通して見てるので、
昨夜の最終回はちょっと言いたい!
っていうか、「正直全話通じて薄いな!」
救命医療の崩壊!という現実的なテーマ負けという印象がワタシ的にはある。


ただし、その原因ははっきりしていて、
進藤役の江口洋介氏の骨折による撮影中断により、
4話分を過去作の総集編で凌がねばならなかった為、
そのしわ寄せからか?どー考えても展開が急過ぎで、
その分人間描写が弱くなってしまった点であろう。


例えば、研修医…
1Sの松嶋菜々子、2Sの伊藤英明の成長、挫折が丁寧に描かれていて、
この点もこのシリーズの人間ドラマ部分の主力を担っていたのだが、
今回の研修医は、あれだけ進藤に反発していたのが、
いきなりの手のひら返しのよな信奉ぶりには正直しらけた。


さらにナースに患者、どちらもキャラのある人が
皆無だったような気がするのもかなり残念。
ちゅうか、キャスト全体が薄すぎないか?
敢えてユースケを際立たせる為の配役なのか?とも訝ってしまう。


ただし、あくまでもこれは仮定の話だが、
当初予定通りのストーリーで描かれていたらどーだったのだろうか?
まあある程度は上記の不満は解消できたのかも知れないが、
やはり救命医療の崩壊!というテーマが強く押し出す
なんというか、説教くさい内容になったことは否めないと思う。
とにかく「本作においては正直一度も泣けなかった」という
自分の感情が、はっきりそれを証明している。


やっぱワタシ的ベストは、シーズン2でしょう。


救命病棟24時(第2シリーズ)DVD-BOX

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キャスト、ストーリー共にどー考えてもNO1!
特に第2シリーズ以外は、ほぼ皆無な笑いを作品に与えた宮迫と、
強烈な個性で、その後のストーリー展開に影響を与えたヒロイン、松雪泰子
この両名は、全シリーズ通じても稀有な存在であると。
最終話、教授とやりあった後、進藤のはいた長セリフや、
オーラスのサンクスレターの行など判っちゃいるのに
何度見ても必ず泣けてくる、忘れられない名シーンだ。


こう考えると、あえてこのドラマに大きな副題など不必要なのでは?
とすら思えてくる。
進藤はただ単にスーパードクター!それだけでも充分なのだ。


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