THE PAUL SIMON COLLECTION


軽く鬱っていたアタシ。
忙しくって、とにかくストレス貯め放題で、それを表に発散する事もなく、「人と話したくない!PCすら開けない!世の中の事なんて全く興味すら湧かない!」そんな状態ですがれるのは音楽のみ!と一番聞いていたのがこのアルバムかも知れない。


なぜか、ポール・サイモンの産出すメロディ&ボーカルには蒼く水々しさを感じる。多分それは「奇をてらわない、率直なメロディー&唄い方」という評価と共に、伝説のサイモン&ガーファンクル復活 in セントラル・パーク('80)にはまった。当時中学生だった頃の自分の気持ちがまじまじと反映されるからかもしれない。まだ、MTVも始まったか?始まらなかったって頃に、電気屋の友人ちでなんとレーザーディスク!で見たあのLIVEの衝撃は今でも強烈に残ってる。


と話が若干それたが、彼の実直さが疲労しきった身体&精神をプラスの方向へ作用させるべく無意識にこのCDをチョイスしていたような気がしてならない。


最後に一応、解説的要素を加えると、このアルバムは彼の30年にも及ぶソロキャリアの最新の集大成的BEST盤で、ほぼ年代順に構成されていて、彼がどのようにワールドミュージックに傾倒していったか?わかりやすい編集となっています。
また、ボーナスディスクはS&G時代の曲の、ソロLIVEテイクが5曲も収められていて、こちらも嬉しい限りです。